佐渡のたたこう館で鼓童メンバー対象の
個人ワークを行いました。

内容は人それぞれですが、
ゆるみ打法の基礎をやった一人の様子を
ちょっとだけYou Tubeにアップしました。
https://youtu.be/uemfM4jNVZE
それは、「コマ送りワーク」と呼んでいる
ゆるみ打法の特徴的な稽古法の一つ。
今回は、腕を体幹部でコントロールするもので、
主に背骨の動きにフォーカスしました。
太鼓は、見た目としては腕を動かしてたたくので、
バチの軌道からリズム練習まで、腕や手指に意識を
向けて稽古することが一般的かと思います。
しかし、ゆるみ打法では、腕の動きをつくるのに
まず、ゆるめるのは当然ですが、動作稽古としては
足裏、ヒザ、腰、背骨、肩甲骨などの
動きを重要視します。
それらの部位から力を生み、伝え、
更には腕の動きをコントロールするからです。
そう、腕のコントロールは腕でするのではないのです。
どの関節を、どのタイミングで、どのくらい動かすのか。
その動きは、何によって生むのか。
そういったことを然るべきポイントで
区分けして、認識しながら動かすのが
ゆるみ打法の「コマ送りワーク」です。





双手打ちの振り上げ、振り下ろし動作。
これが基本です。
※画像や動画では、あえて大げさに動かしています。
正しい(理にかなった)タイミングと動作で、
且つそれを認識できるコマ数が多いほど、
動作はしなやか、美しいフォームで
音も良くなるんですよ。