とにかく暑かった。
もちろん冷房などない部屋、
寝ていても吹き出す汗が枕の模様を枕カバーに写してしまうほど。
陽に焼けた石畳を裸足で歩くとほんとに火傷しそう。
2度目のインド。
3年前に10秒間ほど目を合わせる機会があった
サティアサイババの前で、ゲストとして招かれ演奏してきました。
仏陀プールニマー(ブッダ誕生祭)。
バンガロールから車で5時間程、プッタパルティーにある
サティア・サイババのシュラインには
世界各地から大勢の人が集まっていました。
サイババに関して知っていたことは、かつてテレビで観た
「何もないところから物を出すオレンジの服をきたアフロヘアーのオジサン(超失礼)」程度のことでした。
そして前回インドに行ったとき
「自分の信じている宗教があるならそれを大切にしなさい」とか
「唯一の宗教は愛である」というようなことを
言っているらしいことを友人から聞きました。
サイババに関して賞賛、批判、暴露本まで、世界からいろいろ興味を持たれている人のようです。
しかし僕は周囲の声よりも、かつて目が合ったときの直感で
今回行くことを決めました。
政治宗教に中立的立場をとる鼓童としては、
判断に難しいため個人として行ったわけです。
ちなみに僕は帰依している宗教はありません。
このイベント、一度も予定通り進行せず、
僕の出番は4分の3カットになる可能性がありました。
そんな状況下に揺れる心の羅針盤を求めるべく
パフォーマーとして、人として
「なぜたたくのか」
「どうたたけば満足か」
ということを見つめる、とても意義ある時間を
過ごせたと思っています。
これがサイババマジックなのかもしれませんね。
演奏はとても響きのよいところで、気持ちよく楽しくできました。
それにしても、やはりインドのカレーとマンゴーは絶品でした(*^ー^*)v