昨日ワンアースツアー2006のゲネプロでした。
キャスティングや演出が、こまごま違いながらも
ホントに短い稽古期間でしたが、
なんとか滑り込みできそうです。
アマテラス公演のときは、
今回の7倍の稽古期間と10倍以上の作成期間と
○○倍の制作費があり、
2つの会場で対応できるつくりにすればよかった。
けれど今回のように通常行うツアーは
約2ヶ月間で日々違う30以上の劇場に
当日仕込みで対応できるシンプルな組み立て
にしなければなりません。
その点で違った苦労があります。
アイディアが出ればいいというものではなく、
むしろ絞り込むこと。
絞る上での価値観と判断基準が、無情に進む時計の針に
惑わされないことにエネルギーを費やします。
今回キャストは12名。
演奏以外の仕事が沢山ある鼓童のツアーにとって
これはかなり少ない人数。
2〜3名の違いがけっこう影響します。
そんな中、大胆に若手を起用して、僕はめったにやらない
マンツーマンの稽古を何回かやりました。
まだまだですが「人は変われる」ということに
改めて感じ入りました。