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大きく見せたい_フォーム改善

「大きく見せるには

どうしたらいいですか?」

太鼓奏者や身体表現を
する方からよく聞かれる
質問の一つです。

そんなとき皆さんは
どうしていますか?

一般的なのはズバリ!
” 腕の振りを大きくする “
ことでしょうか。


でも実は、
それだと振りは大きくなっても
むしろ小さく見えて(感じて)しまう場合も。

なぜなら、「ワタシの限界はここです」と
ハッキリ宣言していることになるからです。。。

では、どうしたらいいのか??

この記事では
「カラダでたたく」ことをテーマにした
鼓童研修生への個人レッスンの
様子を通して

結果的に

  • 大きく見える
  • バチの振りも大きくなる
  • 楽で音もよくなる

そんな
自然体でたたく考え方を
ご紹介したいと思います。

正しくレッスンすれば
たった15分でも改善。

つまり自然体に
一歩近づけるのです。

太鼓奏者もそうでない方にも
自然体について何かヒント
があれば嬉しいです。


※記事の最後に動画があります。

カラダでたたくとは?

「カラダでたたく」とは、実際に
どうなっていればいいのでしょうか。

スタミナ尽きるまでがむしゃらに
息を切らして打てばよいのでしょうか。

筋肉の限界までバチをぶん回して
打てば良いのでしょうか。


いえいえ、ゆるみ打法の基本のBig3

  • ゆるみ
  • 動作

これらに則ってレッスンします。

レッスン前_ビフォー


今回のメインのワークは動作

レッスン前のビフォーでは、
腕の動きだけみれば、それなりに
キレイに動いているように見えます。

しかし、体幹部が使われておらず
肩から腕のみの動きなので
バチの軌道も縮こまっている
ように見えます。

レッスン_体幹から腕への連動

ワークしたことは大まかに次の4点です。

  1. 腕と体幹のゆるみ
  2. 体幹の中心軸回旋(左右にひねる)
  3. 体幹の動きを腕に連動させる
  4. 実際の太鼓の動作に反映させる


ここで特に大切なのは
2番と3番にあたる
動かす順番。

なんとなく体幹をひねるだけではなく
ひねってから肘が伸びる。

この順番が重要です。

そうすることで、
体幹の力が腕に連動しやすく
なります。

レッスン後_アフター

腕、胸のエリアがゆるむことで
肩甲骨、鎖骨、肋骨が
伸び伸び動けるようになります。

それによってバチの軌道範囲が
広がります。

バチの軌道も変わるので
結果的にフォームも変わります。

バチの軌道を修正するとき
バチ先に注目しすぎてしまうと
文字通り”小手先”に
なってしまいますので
気をつけましょう。

上の画像は、左バチの先が
「振りおろし動作」に
切り替わる直前の画像です。

左肘の伸び方を見比べて
みてください。

ビフォーではすでに肘が
曲がり、肩が縮んで体幹が
太鼓に向いています。

対してアフターは、
肩肘が伸び伸びして
体幹が左に切れていることで、
タメが効いています。

念のため、、、
テンポが速くなったり
音量が小さくて良い場合は
このフォームである
必要はありませんよ。


また、Tシャツの背中の
白いプリントが、ビフォーで
見えないけど、アフターで
見えています。

そこから体幹の動きの
変化も感じられるのでは
ないでしょうか。


※アフターのピンクの楕円が
太鼓の胴まではみ出てしまって
いますが、ビフォーとの違いは
お分かりになるかと思います。

自然体でたたこう

自然の力とは、さまざまありますが
今回は特に「動作」にフォーカス。

カラダの中心に近い
体幹部の動きを腕に伝える
ワークをしました。


もちろんゆるんでなくても
中心軸で動くことは可能ですが
ゆるむとその質が全く変わります。

その力の質の違いが
音の質にも違いを生むのです。

太鼓に限らず、腕を使う動きに
共通することですので、
様々な専門の動きや
日常の動き当てはめることが
できます。

自然体で動くのは
ただそれだけで
伸び伸びと
気持ちのいいものですよ。

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