月: 2004年8月
サハ紀行⑤最終回〜マハタナブン(ありがとう)〜
アールセルゲの丘で風に吹かれながら思った。98年のアースセレブレーションのゲスト、レッド・ウィロー・ダンサーズはネイティブアメリカンのグループ。 僕と同い年でリーダーのべニートは、舞台が終えて感涙している僕にイーグルのスピリットを流し込み、兄弟の契りのパイプセレモニーをしてくれた。 ネイティブアメリカンの祖先は1万年前、このシベリアから陸続きだった大陸を渡っていった人たちだという。 それを証明する
続きを読むサハ紀行④〜シャーマンとやかん〜
大黒屋光太夫(だいこくやこうだゆう) を御存じだろうか。 約200年前に彼が船頭として乗った船が難破してアリューシャン列島に漂着。 ソリなどで8ヶ月かかって西へ、現在のレニングラードにたどり着く。 皇帝に謁見叶い鎖国中の日本に帰国した人物。 彼はその道中ヤクーツクを経由している。それが記録上初めて日本人と接したときだ。 あるシャーマンに会う機会があった。 シャーマンといっても見た目は普通
続きを読むサハ紀行③〜サハでdong-chang〜
旅に担ぎ桶とチャッパを持って行き、何度かプライベートで演奏したが、ヤクート人が正月(6月21日)に集まってお祝をする聖地「アールセルゲ」でやる機会に恵まれた。 アールとは聖なる、セルゲとは馬を繋いでおく柱。 そこに神が降りるとのこと。 彼らは太陽神を崇拝するので、僕は日本の太陽の神様の名前でご挨拶。 祝詞をあげているあいだテティムのリーダーのゲルマンが口琴と小さなベルを鳴らす。 この二つの楽器は浄
続きを読むサハ紀行①〜サハへ〜
葉月となりました。さて、何回かにわけてサハでのことをご報告したいと思います。近々画像もアップする予定で〜す(*^ー^*)v そもそもサハに行った目的は、サハの太鼓を使って組み太鼓のような形態で演奏する新興グループ「テティム」への曲提供。 ”CHILDREN OF ASIA”というアジア各国から集まる子供のスポーツの祭典があり(日本からは僅か4人の参加)、その開会式のオープニングで演奏するための曲が
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