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Euroキャラバン⑦〜フラメンコ

僕はフラメンコが好きだ。

フラメンコは強烈なパッションで表現するが、
抑制力もまた凄まじい。

ダンサーが険しい表情で
胸や腕を上方向に引き上げつつ
下半身はひたすら下方向にあり
鋭く床を踏むことがある。

日本の民族舞踊より重心はかなり高いが、
バレエのようにジャンプすることはない。

逆に膝を折った低い姿勢や
しゃがむこともほとんどない。

運動のレンジを狭くすることで
独特の濃密な空間を創っているようにも思う。

こうして定位置で上下に激しくカラダを
引くことで生まれる
狂おしいほどの拮抗したテンション。

そこには歌詞にのせるドロドロの
葛藤した人間感情が
身体的に表現されているのだろうか。

しかしドロドロ葛藤しているのに、
なんか突き抜けて
神々しささえ感じるときがある。

僕はそれがとても好きなのだ。
この感覚は坂東玉三郎さんの
歌舞伎でも感じたことがある。

17年前からフラメンコとのジョイントを
熱望していたが、やっと実現できた。

今回はフェリアというお祭りイベント会場でのTV収録。

老若男女が着飾って集まるお祭り”フェリア”。

時間の関係などで”さわり”程度であったが、
あの音の中に入ってつかんだ感触がある。

また一つカラダに刻まれた感じ。

これがコラボレーションの醍醐味なのです(*^ー^*)v
り◇

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