12月。
鈍色の海を渡って開催した年内2回目となる佐渡での「ゆるみ力ワークショップ」

基礎編では日常動作としての「歩き」をメインに、
応用編では、受講者さんに杜氏(酒作りの職人)の方がいらっしゃったので、巨大な酒樽の酒をかき混ぜる動作をサンプルとして、腕で重たいものを動かす時のゆるみ力の応用の仕方をメインに学びました。

イメージ画像:南佐渡地区商工会Hpより
受講者さんのお仕事の動作をサンプルにするのは、とっても面白いですね〜。
前回はお菓子職人さんがいらっしゃったので、めん棒で生地を伸ばす動作をサンプルにしました。
いろんな発見があり、僕も勉強になります。

「歩き」 対立と調和
正面から両肩を押さえられると普通には歩けません。
そのままでは力比べの「戦い」になり、たとえ歩けても勝ち負けの対立した二元世界の表現です。
ゆるみ力では、自然体のバイブレーションで相手とチューニングを合わせることで一体感の中で歩けます。
これは対立の二元世界から調和の一元世界へ心身ともにシフトすることを意味します。
真正面から、しかし戦わず、また逃げるでも“いなす”でもない方法もある、ということですね。
もちろんどういう世界で生きたいかは、個人の自由ですが、この選択は特別な場面ではなく、無意識的であったとしても普通の日常生活の場で一瞬一瞬しているわけです。
「自然体の腕」 体幹との連結
動作の前に、まず自然体の腕と体の状態を作ります。
デモストレーションとして竜太郎の左右の腕をそれぞれ両手で持ち上げてもらいました。
腕だけの脱力では、ある程度の重さはあるものの頭上まで持ち上げられてしまいます。
しかし脱力した体幹部と腕を連結させると、両手で持ち上げても上がらないくらい重くなります。
これが自然体の状態。
この重さを「力」として使うための「軸と動作」を学ぶことで、腕を使う仕事はかなり楽になります。
※体勢を低くしているのは、相手が持ち上げやすくするため。
WSを終えて
受講者さんが自らの手でリアルな自然体(本来の自分)への扉をあけるサポートができるのは、やっぱりうれしいですね。
体験した方が継続できるように、そして新しい出会いもあるように、来年もまた開催できたらと思います。
みなとヨガ・ピラティススタジオの春香さん、ご参加くださった皆様、ゆるゆる心地良い時間をありがとうございました!
自然体がQOL向上の基本
ゆるみ力は、自然体でたたく和太鼓奏法“ゆるみ打法”のエッセンスを用いて、一般の方の日常生活や各種専門のお仕事に活用することで、QOL(人生や生活の質)の向上を意図したものです。
何をもってQOLの向上とするかは様々と思いますが、竜太郎的には自然体であることが全てのベースにあると考えています。
ただ、「自然体」はイメージとリアルにギャップが結構あるもので、そこを埋める機会にゆるみ力WSはなると思います。
太鼓を使わずシンプルでソフトなボディーワークが中心のゆるみ力WS。
太鼓奏者でない一般の方から各種専門家まで活用できます。もちろん太鼓奏者もプロアマ問わず。
個人、またはグループでのゆるみ力WSにご興味ある方は、竜太郎のSNSのDMや公式ライン、もしくは下記メールからお問い合わせください。
お問い合わせ e-mail → info@ryu-beat.com
